女性のための官能映画

華麗な関係
木曜ごご2時30分

大人の性愛を描く、それが官能映画。 大人の女性が憧れ、感動し、共感できる、愛の映画たち。世界の名匠が手掛けた作品、映画祭で高く評価された作品など、名作官能映画を厳選してお届けします。

『華麗な関係』ほか

1月の放送作品


年始特別編成のため、5(木)は「女性のための官能映画」の放送はございません。

  • ラブ・アフェア 年下の彼

    1月12日(木)14:30~

    ラブ・アフェア 年下の彼

    2012年 アメリカ
    監督:カット・コイロ
    出演:ケイト・ボスワース/イド・ゴールドバーグ

    人妻と年下の男性との許されぬ恋を描いたドラマティックなラブ・ロマンス。『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワースが、恋にときめくヒロインを演じる。

  • 華麗な関係

    1月19日(木)14:30~

    華麗な関係

    1976年 フランス
    監督:ロジェ・ヴァディム
    出演:シルヴィア・クリステル/ジョン・フィンチ

    『エマニエル夫人』のシルヴィア・クリステルと『個人教授』のナタリー・ドロンが競演する、ロジェ・ヴァディム監督による官能作。原作はコデルロス・ド・ラクロ。

  • ブエノスアイレス

    1月26日(木)14:30~

    ブエノスアイレス

    1997年 香港=日本
    監督:ウォン・カーウァイ
    出演:レスリー・チャン/トニー・レオン

    『欲望の翼』『天使の涙』のウォン・カーウァイ監督が男同士の切ない愛を描いた恋愛ドラマ。中華圏を代表する大スター、レスリー・チャンとトニー・レオンが主演を務める。

案内人:M嬢によるコラム
『華麗な関係』

1977年/フランス/監督:ロジェ・ヴァディム/出演:シルヴィア・クリステル ジョン・フィンチ

――“お友達”を卒業するきっかけが必要だ

この映画の原作は、これまで幾度となく映像化されてきた18世紀フランスの作家ラクロの名著『危険な関係』。退廃的な貴族文化の中で繰り広げられる女と男の情事のかけひきは、もはや恋愛ではなく戦術とも言われています。「恋愛は戦争だ!」とばかりに毎日毎日口説いたり夜這いしたり策略を練ったりしている彼らを見ていると、貧乏暇なしの身としては「ヒマ人め、働け!」と思ってしまいますが、貴族なので働く必要がないんですね。人間、お金と時間が有り余るとろくなことにならないという風刺でもあります。ともあれ折角なので、先人たちが毎日頭を悩ませて考え抜いた恋愛のテクニックを学んでみましょう。


18世紀後期のフランス。ラパルム伯爵として優雅で怠惰な生活を満喫するシャルルは、ある日叔母の家で貞淑な人妻マチルドに出会い恋に落ちる。そこにシャルルの昔の愛人で恋の相談相手でもあるフローラが現れ、彼女の婚約者の浮気相手で生娘のイザベルを誘惑し、処女を奪ってほしいと持ちかける。マチルドに夢中なシャルルはその頼みを一度は断るが、イザベルの母が彼の悪口をマチルドに吹き込んでいる事を知り、復讐のためその謀略に乗ることにするが……。

可憐なマチルドを演じるのは言わずと知れたセクシー女優シルヴィア・クリステル。ちなみに『さよならエマニエル夫人』と同年の作品なので年の頃は20代半ばですが、佇まいから漂う熟女感がハンパない。貞淑な感じは全然しないし、清純さを出すための少女のようなドレスもなんだか似合っていません。ただ、服の脱ぎっぷりと堂々としたヌードはいつもながら見事で惚れ惚れします。片や悪女のフローラを演じるのは、アラン・ドロンの妻だったナタリー・ドロン。色っぽい小悪魔タイプですが、結局男を清純派や生娘に取られるというのが妙にリアルで哀しいです。監督は、これまでも何度か登場しているフランスの巨匠ロジェ・ヴァディム。ブリジット・バルドーやカトリーヌ・ドヌーヴとの恋愛も有名な稀代のプレーボーイなので女の体を知りつくしていると思いきや、今回はちょっとガッカリなんです。なぜなら、シャルルがイザベルの処女をいただきに行くシーン、雑すぎる!しかも超絶お粗末なのに「気持ちいい?」とか聞いてる、一番ヤバイ奴です。気持ちいいわけないじゃん!!それでいいのかフランス人!?

さて、今回の主題は“お友達”を卒業する方法、すなわち友達関係から恋愛関係や肉体関係に持ち込むにはどうすればいいのか。これは現代にも通じる、人類の永遠の課題です。拒否されるのが怖くて相手の出方を伺う、そのうち面倒になって結局行動せずじまいというパターン、女性も多いんじゃありませんか?この点に置いて我々人間は、どんどん複雑で臆病になっているのでしょう。そこで登場するのが超肉食系プレーボーイ(と思われる)のシャルル・ラパルム伯爵。毎日毎日飽きもせず女をベッドに連れ込む方法を考えているだけあって、名案を持っているに違いない!実際彼は、なかなか“お友達”から発展できないマチルドとの仲を縮めるために素晴らしい三段階作戦を考えます。作戦その1:わざと落馬をして距離を詰め、ボディタッチをする。作戦その2:不幸な過去の告白をし、同情を誘う。作戦その3:これみよがしに貧しい子供に親切に接して、良い人アピールをする。ていうか、超ベタなんですけど!しかしこういう事はセオリー通りであればあるほど効果的なもので、あっさりマチルドは陥落します。シンプル・イズ・ベスト、私たちも今すぐにでも使いたいテクニックですね。ただ、シャルルみたいにベッドに連れ込む方法だけを考えすぎて、連れ込んだ後がおざなりにならないよう気をつけたいところです!

(M嬢)

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2月の放送作品

  • 甘い毒

    2月2日(木)14:30~

    甘い毒

    1994年 アメリカ
    監督:ジョン・ダール
    出演:リンダ・フィオレンティーノ/ピーター・バーグ

    “悪女”をテーマに男女の愛憎関係を描いた官能サスペンス。夫の金を盗んで逃げた妻が、田舎の男を騙して夫の殺害を試みる。監督は『もういちど殺して』のジョン・ダール。

  • 髪結いの亭主

    2月9日(木)14:30~

    髪結いの亭主

    1990年 フランス
    監督:パトリス・ルコント
    出演:ジャン・ロシュフォール/アンナ・ガリエナ

    幼い頃から“髪結いの亭主”となることを夢見てきた男と女理髪師との奇妙な愛を描く。パトリス・ルコント監督による、匂い立つような官能ラブストーリー。

  • マディソン郡の橋

    2月16日(木)14:30~

    マディソン郡の橋

    1995年 アメリカ
    監督:クリント・イーストウッド
    出演:クリント・イーストウッド/メリル・ストリープ

    クリント・イーストウッドとメリル・ストリープの共演で世界的ベストセラー小説を映画化。中年男女の永遠に忘れられない“4日間の恋”を描いた大人のラブストーリー。

  • 女性上位時代

    2月23日(木)14:30~

    女性上位時代

    1968年 イタリア
    監督:パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
    出演:カトリーヌ・スパーク/ジャン=ルイ・トランティニャン

    若く美しい未亡人ミミが発見した亡夫の隠し部屋は、未知なる性の世界への扉だった…。カトリーヌ・スパークのセクシーな魅力が全開の、お洒落なエロティック・コメディ。